ハイレゾ音源の基礎知識

ハイレゾ音源の基礎知識

高音質が評判のハイレゾ再生ですが、パソコンをお持ちの人なら、5万円以内で必要機器を揃えることもできます。上手に機器を選んでハイレゾを堪能しましょう!

ハイレゾ音源の基礎知識

従来のパソコン音楽で主流である圧縮音源(AAC、mp3など)は、そもそもCD音質よりも劣るとされていましたが、それが変わろうとしているのはハイレゾ音源が登場したからです。

 

CDのように物理的に購入するのではなく、ハイレゾ音源はネットからダウンロードして購入します。それはCDに収まりきれない程のデータ量だからです。

 

「ハイレゾ」とは略称で、「ハイレゾリューションオーディオ」(High-Resolution Audio)のことです。つまり、高音質の音楽データのことです。

 

該当音源となるのは、リニアPCM(WAV)とその可逆圧縮フォーマット(FLAC、Apple Lossless、AIFF)、そしてDSDフォーマット(DSF、DSDIFF、WSD)です。デジタル機器においては、FLACかWAVファイルで、録音フォーマットは96kHz/24bit以上。入出力インターフェイスは96kHz/24bit以上。ファイル再生はFLAC/WAVファイル(96kHz/24bitに対応)となります。

 

自己録再機では、FLACかWAVのどちらかでもOKですが、96kHz/24bit以上の信号処理性能であること、デジタル・アナログ変換は96kHz/24bit以上、となります。(日本オーディオ協会の定義参照)

 

従来のCD、配信音源、BGMシステムなどでは実現できない高音質で広帯域な自然音源が特徴で、CDの約3倍ともなる情報量が含まれ、高周波限界域も48kHzなので、かなり自然に近い音になります。従来のCDには収まらないので、データは必然的にネットサイトからダウンロードします。

 

ハイレゾデータの主流はFLACです。これは圧縮しているのでファイルサイズが小さく、更にジャケット画像や曲情もファイル内に記録できます。実際に多くのハイレゾ音楽配信サービスでFLACが採用されています。DSD方式も最近注目が高まってきています。これはアナログ的な滑らさかさを兼ね備えた音質なのが特徴です。