デジタル環境の整備

デジタル環境の整備

高音質が評判のハイレゾ再生ですが、パソコンをお持ちの人なら、5万円以内で必要機器を揃えることもできます。上手に機器を選んでハイレゾを堪能しましょう!

デジタル環境の整備

前項からの続きになりますが、CDでは、データ量を適切化するため、人の耳に聞こえない超高音、超低音はカットされています。では、本当に耳には聞こえていないのでしょうか?例えば超低音であっても、音としてではなく、周囲への振動として伝わっているのです。もちろん高音側にも可聴域がありますが、やはり何かしら音の深みに関係していそうです。

 

CDの44.1kHz/16bitという規格は80年代の初頭で、iTunesにしても2001年当初では、やや型遅れのパソコンでは、音楽を聞いている最中に処理が追いつかなくなり、演奏が中段したりしていました。つまり、当時のパソコンの能力で処理可能なデータ量とも同調していたのでしょう。この当時に「ハイレゾ」があっても、それを活かすための機材が無かったのです。

 

それが時代と共にパソコンもどんどん進化していき、コンパクトなノートパソコンでもTB(テラバイト)レベルの容量を有すようになり、音楽どころかハイビジョンの動画でも楽しめるほどの処理能力になっています。従って、超低音や超高音も含んだ高音質(ハイレゾリューション)音楽も、当然、容易に取り扱える性能というわけです。

 

それも特別なパソコンが必要なわけではなく、最近のいわゆる普通のものがあればいいわけで、考えてみれば、昔の高級オーディオよりも費用はまるでかからないのです。