5万円以内で何を揃えるか

5万円以内で何を揃えるか

高音質が評判のハイレゾ再生ですが、パソコンをお持ちの人なら、5万円以内で必要機器を揃えることもできます。上手に機器を選んでハイレゾを堪能しましょう!

5万円以内で何を揃えるか

さて、5万円でハイレゾ再生を始めようとすれば、USB DACとAVアンプということになるでしょう。PCオーディオで超高音質を楽しむための必要機材です。

 

まずは「USB DAC」についてですが、いわば変換機(コンバータ)のことです。音楽の聴き方は、各人の好みでヘッドフォンで聴く、スピーカーで聴く、どちらでも構いません。人気なのはパソコンのUSBポートから電源を供給できるバスパワー駆動式の据え置きUSB DACです。バッテリー内蔵のポータブル型より製品数も多くなっています。

 

対応フォーマットが充実しているのは、フォステクスの「HP-A4」というUSB DACで、店頭参考価格帯は\36,800~\39,800です。これは24bit/192kHzまでのWAV/FLAC、2.8/5.6MHzのDSDにも対応しています。フォステクスの別途無償配布版のソフトである「FOSTEX-AudioPlayer」(PC/Mac用ソフト)をインストールして利用します。シンプルにいえば、これだけでもすぐにハイレゾ音源を楽しめます。

 

再生フリーソフトについては、「KORG Audio Gate」、「TEAC HR Audio Player」なども利用できます。

 

ちなみにUSB DACの価格帯については数千円~数十万円までかなり幅があります。安い価格帯(Amazon参照)では、「Audio USB-DAC ヘッドフォンアンプ・PCM2704 USB」(ケーブル付属・MUSE製)が¥3,480という低価格で販売されています。それでも、USB入力、TOSLINK、S/PDIF、同軸、アナログRCA端子(R、L)、ヘッドフォン端子も装備され、USBオーディオカードBurrBrown PCM2704採用、高品質なデジタルパルストランスデジタル出力となっています。プラグアンドプレイ対応なので、取付け後に設定も不要ですぐに利用できます。

 

「WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー・SE-U33GXV2」(ONKYO)も、¥12,281と手頃です。レコードやカセットのアナログ音源を簡単な操作だけでハイレゾ録音することができます。

 

こうした僅かな投資で、パソコンオーディオの品質が劇的に向上します。こうした安価なUSB DACを選び、スピーカーやヘッドフォンにお金をかけるのでも構いません。

 

TEACの「Reference 01 USB DAC/ステレオプリメインアンプ・A-H01-S」なら高音質プリメイン&ステレオパワーアンプとなります。¥29,775なので予算にはまだ余裕があります。AVアンプまで揃えたいなら、ヤマハRX-V377が\25,000あたりから販売されているので、お勧めとなります。サラウンドチャンネルは5.1ch、HDMI端子入力は4系統、オーディオ入力は3系統装備されています。